相談における大切なこと

こんにちは。

 

先日、大学の授業を受けていたのですが、

今まで何となく心のすみで感じていたことを講師の方が代弁してくださり、すごい腑に落ちたことがあったので書きます。

 

 

講義の概要を超簡単に説明すると、学校の授業や人との関わりを通して、多くの出会いや気づきがあり、その中で自分という画を描くことが授業の普遍性であるというもの。

 

 

この講義で、教師以外にも当てはまることがあったので書きます。

 

 

 

 

それは、

教師の仕事の1つが「贈与」であるということです。

 

 

 

 

 

その講師の方曰く、

 

人間は、物々交換を行っていたという背景から、等価交換の習慣がある。人に何かを与えた時に、その見返り(変化など)を求めるということである。それは、単なる物質的なものではなく、情報なども同じことが言える。教師の仕事は、どう転ぶかわからないものに贈り物を与え続けることであり、最適解はあるがそれが全てではない。

 

 

この内容から自分に強く思い当たる節があり、

それが相談でした。

 

 

皆さんはこのような経験ありませんか?

 

 

相手がAかBかで悩んでいる時に、

 

「これはAの選択肢の方がいいでしょ!!!」

 

って多くの人が言っているのに、

当の本人はBの選択をしていること。

 

 

わかりやすく恋愛相談で例えると

 

女の子が超メンヘラ束縛彼氏に日々悩まされているとします。

 

そのことについて相談され、

「いや絶対別れた方がいいでしょ」

って言ったけど、

 

結局別れずに悩み続けているような人とか

 

 

 

 

今までの自分は

 

「なんでそっちなの!?やめとけって言ったじゃん!」

聞く耳もてばいいのに!」

 

とか思ってました。

 

 

 

仕事でも似たようなことが思い当たり、

 

私、現在個別塾のアルバイトでリーダー的なポジションとして働いているんですけど、

 

後輩の相談に乗ったり、全体に向けて改善策を言ったりすることが多いんですね。

 

その時に、

  

「改善策を提示したから次はきっと良くなっているはず」

「次にどのようになっているか楽しみだ」

  

と考えていることがしばしばありました。

 

 

 

それであまり大きな変化がないと

 

「あれ???この間言ったのになあ」

 

ってなったりして

 

最終的には

 

「本当に心に響く伝え方ってなんだろう」

 

とか考えていました。

 

 

 

 

積極的に相談に乗ろうとする人や教育者って、

 

対話者にもっとこうなったら良くなる!

もっと良い方向に転んで欲しい!

 

っていう風に、その人のことを真剣に考えていてすごい前向きなんだと思います。

 

だからこそその見返りとして、その理想に向けた変化を無意識のうちに求めてしまうんだと感じました。

 

 

 

ただ、それは極端な話おせっかいだと

 

 

 

 

講義を通して感じました。

 

“相談に乗ってもらう”とか“教えられる”っていうのは結局受け身の行為で、実際に行動するのはその本人ですからね。あくまでも参考の1つでしかないですよね。

 

 

 

それだったら相談とかアドバイスって意味ないってこと?

相談にはとりあえずうなずいておけばいいってこと?

 

 

 

 

っていう人もいると思うんですけど、

 

 

頼りにしてくれた人に対して浅く向き合うのが個人的に嫌なのでその意見は受け付けません。笑

 

 

 

それは講師の方の発言にあったように

 

「与え続ける」ことが大切なんだと思います。

 

また、

どう転ぶかはわからないものに与え続ける

というスタンスも大切だと思いました。

 

 

何度も熱量を持って発信し続ければ、どこかでそれに共感する瞬間が現れたり、何かしらその人に響くものがあるかもしれません。

 

読んでみるとすごい当たり前のことではありますが、いざ自分の実生活に当てはめてみると意外とできていなかったりすると思います。

 

 

 

結論

大学の授業はちゃんと受けましょう。